あの世へのdistance。

お盆に帰省できなかったのでせめて日本人としてお盆について考えよう、と思った。


キュウリの馬、茄子の牛。
お盆にご先祖様が乗ってくるのは速く駆ける馬で
帰りはゆっくりと牛、らしい。
行きは飛行機、帰りは新幹線、といった感じだろうか。


このことからあの世への距離を考える。
ご先祖様はお盆の月の(7月。旧暦だと8月。)1日に"あの世"を旅立つという。
到着日は13日。ということは2週間近くを旅に費やすということになる。相当な長旅だ。
キュウリを供えることから、行きを馬利用とする。


馬旅についてはちょっと分からないので検索してみた。(乗馬で…)
http://www11.ocn.ne.jp/~umazuki/begi/begi5.html


長旅であることと、乗馬のように身軽であるかどうかはわからないので「常歩」であると考える。
常歩」の移動距離は1分間110mであるから、110m×60分で時速は6.6km/h。
いくらなんでも遅くないっすか…? 自転車でたらたら走っても15km/hいくやん。
そんなもんなのかなぁ…。
じゃあ速歩との間を取って分速165mと考えてみよう。時速9.9km/h。


一日の移動時間は8時間みてみる。で、8時間が13日間だから総移動時間104時間。
移動距離は1029.6kmということになる。
大体、札幌-大阪間もしくは仙台-福岡間といったところか。
実際はもうちょっと速い気がするので距離はもっとのびるのかも。
次元が違う話、ではあるのだが。


頑張れば日本縦断くらいできるんじゃないかな。


あの世もこの世も帰省ラッシュというわけだ。
距離的にもちょうどそんな感じだし。


牛での帰りのことを思うと他人事ながら気が重い。

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一般(なの?)で言うと冥土までは八百里だそうですね。
1里が約4kmだから3200km? 歩いては無理だ。
中国の1里は0.5kmなので、こちらで考えると400km。
全然違うし。
こっちのほうが上の考察ともまだ近いし、現実的な数字なのかなぁと。
現実的であってどうするという気もしないでもないが。


どちらにしてもマルコ(@母をたずねて〜)より大分楽なことは確かだ。

Illustratorでトンボを作るときには

前回同様、自分への戒めの意味も込めてメモを残すことにします。


「トンボは自動トンボ機能を使わない!」のは何故なのかしらジャクリーヌ?


様々な会社からデータが送られてくるのだが、最近Illustratorのデータで「オブジェクト>トンボ>作成」、いわゆる【自動トンボ】でトンボを作ってあるものが多い。見た目は普通で、プリンタでも問題なく出力はできる。


それなのに「トンボは自動トンボ機能を使わない!」というのがこれまでジョーシキのように言われていたハズ…。
何故か? 今回理由が分かったのはこんな現象が起こったから。


QuarkXPressに貼り込む際に縮尺がおかしい。
・トンボが表示されない。


というように、QXとの併用で問題が起こるためなのだと思う。
私は印刷屋さんではないのでこういう作業はほとんどしなかったため知らなかったのだけれど、ペラ物でもイラレデータを大きめサイズで作ったQXファイルに貼って出力するケースが多いとのことなので、やっぱり自動トンボは使わない方が良いのではないでしょうか……ねえサマンサ?


「自動トンボ」機能で作ったデータの特徴ってどんなのかしら、マイケル?


ロックを全てはずしているにもかかわらずトンボが選択不能


一応データチェックをする際に、トンボの線の色がCMYK全て100%になっているか念のため確認するのですが、選択しようにもできない。ロックがかかっていないなら、自動トンボで作成されたケースと判断してよいと思う。


自動トンボは「オブジェクト>トンボ>解除」であっさり消去できる。


ということはやはりトンボは「フィルタ>クリエイト>トリムマーク」で作るというのが正解なのね、シルヴィア?


これだとトンボは選択できる。
線のカラーはレジストレーション100%。
このままでも4版にきちんと出力されるので問題なし。
(ただ、CMYK変換してしまうと「K100」になるのでちょっとコワイ。それだとスミ版にしか出力されないので、その場合はきちんと手動で4版全部に振ってあげる(「C100M100Y100K100」にする)必要がある)



しかし、このダメ絶対!なルールをしらなかったら、当然どちらかというと目に付きやすい「自動トンボ」で作っちゃうのは無理からぬことかなぁと思う。あたかもアダルトサイトの派手なフェイクのenterに騙されてしまうようなもの…。


結論。QuarkとMacromediaの間には深い溝があるのだろうなぁ…。

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【辞書で読むトンボとトリムマーク】


●とんぼ【蜻=蛉・蜻=】
2 多色印刷で、刷り合わせを正確にするため、版面につける見当合わせ用の十字形の印。 (大辞林


●トリムマーク
trim
1 〈芝・生け垣などを〉刈り込んで整える,手入れする;〈枯れ枝を〉おろす;木工・石工…を削って(必要な形に)仕上げる,…のかど[ふち]を落とす
2 [III〔名〕(〔副〕)]〈よけいなものを〉(…から)取り除く《away, off/off...》;〈予算・経費などを〉削減する
3 [III〔名〕(〔副〕)]…に(…の)飾りをつける《with...》;《米》〈ショーウインドーなどを〉見ばえよく並べる[飾る];《〜-self》《古》身なりを整える《up》
4 〈方針・意見などを〉都合よく変える[調整する].
5 (積み荷などの位置をかえて)〈船・飛行機の〉釣り合いをとる;〈帆を〉風向き[針路]に合わせて調整する
6 劇〈移動式の背景を〉適当な位置・高さに配置する.
7 〈ランプ・火力などを〉調整する.
8 《米略式》〈人を〉ひどくしかる,殴る;(スポーツで)…を完敗させる;〈人を〉(賭(か)け・商売などで)負かす,ごまかす;〈人から〉金をだまし取る.(プログレッシブ英和中辞典第3版)


調整用(裁断用)の印といったところか。


なんで言葉まで使い分けているのかしらジェームズ…。


【参考】
http://www.venus.dti.ne.jp/~tomokazu/Mac/DTP/DTP8/
http://www.linkclub.or.jp/~kubo/004ai8/Illustrator8/Illustrator8_23.html

自分だけの役割


この作品のテーマにこの"-an" or "-ist" の言葉の問題は深く関わりがある。
役者、スタッフというそれぞれの役割を持った者達が集まってひとつのビデオ映画を作り上げるように、私たちは生活のなかで自分だけの役割を求める。
だけど、自分にしかできないこと、なんてほとんどないのだ。それこそ、里志が作中で奉太郎に尋ねられて「レギュレーションの不備を窘め」て、とっさに答えた内容こそ、私にも自信を持って答えられるただ一つの真実のように思えた。


自分(だけ)の役割なんて、大人になっても答えがあるのかどうかさえわからないのに、やっぱり求めてやまない。
愚者のエンドロール』を読んでどう思うのか、私も友達に聞いてみたいなあ。

"シャーロキアン"と"ホームジスト"


"シャーロキアン"に触れるのはおそれおおいというか、誤解を恐れずいってしまえば宗教に触れるくらいコワイことだと思っている。
それほどのことなので私にとってはまったく難しい話題なんだけど、今回は言葉そのものの問題と限定して考えてみようと思う。


○"シャーロキアン" Sherlockian
シャーロック・ホームズが探偵として活躍するコナン・ドイルの小説の熱狂的なファンという意味だが、今回『愚者のエンドロール』では、奉太郎の親友・里志が「僕は"シャーロキアン"にはなれても、"ホームジスト"にはなれない」といったことをいうシーンがあった。


○"ホームジスト"とは?
その文脈からなんとなくわかるけれど。


検索してみると、ほとんど出てこない。
一般に使われている言葉ではないのかもしれない。
(一件、同じことを検索しているblogがありました。)


Wikiによれば、イギリスでは"ホームジアン"、アメリカや日本では"シャーロキアン"という、らしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%82%AD%E3%82%A2%E3%83%B3


上記の二つは名前で呼ぶか名字で呼ぶか、という問題で意味はさして違わないと思う。
(ニュアンスとしてはもしかしたら、ファーストネームを使った方が親しみがもてるともいえるかもしれないが…。
ご当地イギリスの人にとってはより親しみやすい存在ということだろうか。)


ピアニスト、エコノミストスペシャリスト、といった-istの接尾語の性質が、"ホームジスト"に意味づけをしているのだろう。


 ■-an
 「…の土地の(人)」
 「…に所属する(人)」
 「…を奉じる(人)」
 「動…属の,…科の」
 ・ Italian, republican, Hegelian, mammalian.
 [ラテン語


 ■-ist
 《-izeで終わる動詞,-ismで終わる名詞に対応する名詞をつくる》
 1 「…する人」
 ・ tourist.
 2 「…に巧みな人」「…家」
 ・ botanist, organist.
 3 「…に関係した人」
 ・ journalist.
 4 「…主義者」
 ・ socialist.⇒-ISM, -IZE


 [注記] socialist, rationalistなどは「…的」の意の形容詞もある.


 (以上、プログレッシブ英和中辞典)


Sherlock Holmesから、Sherlock - ian あるいは Holmes - ian とし、「シャーロック・ホームズを奉じる(人)」という意味合いだろうか。


"ホームジスト"とは、Holmes - ist ということになるだろう。
厳密に言えば、"ホームズ"という固有名詞に-istはつかないのだろうが、もはや個人名というよりホッチキスやバンドエイドといった商標のようなものになっているのだろう。


作中でいう、"ホームジスト"とは、-istの1「…する人」に近い2「…に巧みな人」「…家」で、シャーロックホームズ役の人、ざっくりいえば推理する人、探偵役っていう意味なのだと思う。
米澤造語なのかしらん。


CMで言われている「ホーム、ホーマー、ホーメスト」のアレ、"ホーメスト"も、"ホームジスト"と似て非なる。
(そもそも最上級の活用なので接尾語とも違うわけだけど。そもそも名詞は活用しない。)
そして、"暮らし安心クラシアン"、はその意味を考えれば、"クラシスト"の方がしっくりくるだろう。
余談ですけど…。

『愚者のエンドロール』


米澤穂信愚者のエンドロール』を遅ればせながら読了しました。
氷菓』に続き、ライトノベルというくくりだけに入れておくにはあまりにも勿体ない。(実際今は「角川文庫」として発行されている。)
そもそもこの作品が形式を借りている、バークリーの『毒入りチョコレート事件』を読んでいるローティーンがどれだけいるだろう。
正統で良質な推理小説だと感じた。


それでもやはり基本は青春小説。
神山高校の古典部折木奉太郎と友人達が「ミステリー(仮)」というビデオ映画に隠された謎に挑みながら、今度は自分の役割、存在ってなんだろう、と考えたりするのだ。

ガンダムの爆発音の不思議ほか

【前回のあらすじ】
立ちくらみで星が飛ぶ→(A)視神経に関係するらしい→脳に直接超音波で知覚を再現可能?
→そもそも超音波って何?→イルカとかコウモリとか→(A)に戻る/光視症について


超音波はおぼろげに分かったけど、じゃあ電磁波ってなんなんだろう。
どっちも波で振動をあたえたりするのなら、超音波レンジとかできないの?
電子レンジって電磁レンジ? さらに丁寧に言うと、お電磁レ(以下自粛)。
超音波で熱は発生しないの? あんたあのコのなんなの?
(うわ、自分超うざいんですけどー。)


■電磁波ってなに?
http://homepage3.nifty.com/m_sada/OPINION/DENJIHA1.html
上記のサイトに詳しかったのだが、頭がついてゆかず後悔したので
相当適当にお茶を濁しとく。


【電磁波】
電界と磁界との変化が波動として空間を伝わっていくもの。
波長の長いほうから、電波・赤外線・可視光線・紫外線・X線・γ(ガンマ)線がある。
大辞林


【周波数】
周波数は電流の向きが変わる頻度、Hzはその単位で一秒間に電流の向きが変わる回数を言うらしい。
で、内容は正直よくわからないのだが、
周波帯数によって作用が変わってくるというようなことが書いてあった。
ものを動かしたり、加熱したり、通信したり? よくわからない。


■超音波は真空下では伝わらない


人間にも微弱な電気が流れているから、電磁波は人体に影響があるといわれているのだろう。
それで、レントゲンよりは先述の超音波によるエコー検査が安全…ということなのだ、と、思う。
音波は空気を媒体として伝わるもので、電波は空気は関係ないのですよね?
似てるのかなと思ったのですが、根本的に違うものなのですね。きっと。
真空下では音は存在することが出来ないのですよね?
だとすると宇宙では音は伝わらないの? ガンダムとかどうなんだろう…。
音、してなかったっけ。


ガンダムを物理的に考察するスレ】
http://science3.2ch.net/test/read.cgi/sci/1088044127
音の件はやはり言及されているようです。


 124 :ご冗談でしょう?名無しさん :04/10/12 10:50:01 ID:???
 >>117
 爆発や粒子から出る微量な電磁波をMSのコンピュータが読み取り、
 パイロットに解りやすくするため、適当な音声に変換してるからです


これは気に入った解答。良スレかも。


■超音波レンジとかってないの?
音波の振動では熱を発しないのかな。電子とかかんけいなさそうだもんな。
超音波レンジなるものはみつからなかった。
(根本的に何も理解していない自分を発見…。)


その代わりIH超音波調理器という、電磁波と超音波の夢のコラボ商品が…。
http://www.tantan.co.jp/detail/NJ-GX15
電磁波で加熱、超音波の微弱な振動で煮くずれを防ぎおいしく…???
よくわからん。適材適所ってことですかね。


超音波をつかった製品は距離などの測定器、歯ブラシや眼鏡洗浄器などの洗浄器が多いようでした。
あ、でも下記サイトの「超音波ホッチキス」は超音波による溶接によって
ビニル製品をとめたりするものらしいので、やっぱり周波数によっては熱を発するということなのかしら?


【超音波製品一覧】
http://mpn.cjn.or.jp/mpn/contents/00001446/page/category_all.html


さぱり理系のことは分からないので、ぐだぐだになってしまった。
ぼんやりした理解にとどまってしまいました。あーあ。この辺については一旦切り上げです。

【方法2】Jeditで直接破損個所を編集してしまう


エラーの内容をみてみると、userdictとある。


userdict → user(イラストレータの) dictionary(辞書)


ということらしく、イラストレータのデータ内の定義部分に何か問題があるようだ。
イラストレーターのデータは文字情報としてテキストエディタで開くことが出来る。
そこを見てみると、頭の方に"%%"につづいて、バージョン情報や使用書体などの
ファイル情報が並んでいる。
%%BeginDataより前の部分が「userdict」に相当するのではないかと思う。
(プログラムの宣言文における箇所なのかな。)


そこで上記のサイトにもうまくいかなかった例があったのだが、
私も挑戦してみることにした。


 1)破損ファイルと正常な他のファイルをJeditで開く
 2)正常なファイルの%%BeginDataより以前をコピー
 3)破損ファイルの同じところにペースト


この場合双方のファイルで使用している書体や形式、カラーがほとんど同じであった為、
破損個所が分からないし、少々乱暴にすり替えてしまった。
そうでない場合には双方見比べて少しずつすり替えていくのが良いと思う。


この方法では完全にきれいな状態でファイルが復旧しました。
このエラー、どうもイラストレーターのバージョンを変更したりしていると
起きるような気がする。


あきらめないでよかった。。。次からは対処できそうです。